第2期 安寧僧養成講座 開催のご案内

─死別のケア 大切な人をなくした方と歩むために─

2年前の初開催から、ご好評をいただいている全日本仏教青年会主催「安寧僧養成講座」の第2期を、このたび下記日程にて開催いたします。

日頃から大切な人を喪った遺族と接する機会が多い僧侶ですが、意外なことに、多くの宗派の僧侶養成プログラムの中で死別のケアを学ぶ機会が用意されていません。そのため、遺族に対して配慮の欠ける対応をしてしまう僧侶や、どうしていいかわからないので遺族と接することを極力避ける僧侶の存在を耳にすることがあります。

葬儀や法事の場のみならず、僧侶と接することを求める遺族たちは、どうしたらよいか分からない不安を抱える中で、「心の安寧」を求めて訪ねてきているのではないでしょうか。それを僧侶が不用意な言葉で遺族を傷つけ、不適切な接し方によって遺族を苦しめてしまうならば、本末転倒というものです。僧侶のもとへ来られる遺族たちに、できるかぎり心の安寧を得てもらうためのお手伝いをしてゆくためにも、僧侶の側がしっかりと死別のケアを学ぶことが求められています。

本講座は、本当の意味で人々の安寧に寄与することができる僧侶、いわゆる〝安寧僧〟養成の第2 期目の学びの場です。災害救援の現場のみならず、苦しみ悩む人々と伴走・伴歩できる〝安寧僧〟が育つ上で、継続的に死別のケアを学ぶことは欠かせないことでしょう。具体的には、講師よりグリーフの概念と死別のケアについての講話を頂戴した後に、実際の事例検討やロールプレイを行います。

ちなみにグリーフとは、単に「悲嘆」を意味するのではなく、大切な存在を喪失することによって生じるさまざまな心身の反応のことです。グリーフや死別のケアの学びを端緒として、ゆくゆくは多くの僧侶がすでに開講されている臨床仏教師や臨床宗教師等を目指し、多様な「苦しみ」の臨床現場へ飛び込んでゆくきっかけとなれば幸いです。大勢の方のご参加をお待ちしています。

全日本仏教青年会理事長  東海林良昌
救援委員長   吉水岳彦
前回の安寧僧養成講座の様子
講 師
水口 陽子(一般社団法人 リヴオン理事)
日 時
平成29年5月31日(水)12:30~16:30
会 場
浄土宗宗務庁(東京)第1会議室(港区芝公園4丁目7-4 明照会館4階)
対 象
全日仏青加盟団体会員
定 員
40名
参加費
5,000円
申込方法
各加盟団体取りまとめの上、件名を「加盟団体名 第1期安寧僧養成講座申し込み」とし、氏名、住所、所属寺院、携帯電話番号、所属加盟団体名、懇親会参加 不参加の情報を記し、裏面記載の全日仏青取りまとめ担当者までお送りください。
※準備の都合上5月20日(土)までにご連絡いただくようお願い申し上げます。
【申し込み・問い合わせ先】
全日本仏教青年会 救援委員会 取りまとめ担当 工藤 量導
携帯:090-1061-7222 / Mail:kudoryodo@gmail.com
主 催
全日本仏教青年会(救援委員会)
スケジュール
  • 12:00      受付
  • 12:30〜13:20  グリーフと死別のケア(講話)
  • 13:20〜13:30  休憩
  • 13:30〜14:30  ワーク(1)
  • 14:30〜14:40  休憩
  • 14:40〜15:40  ワーク(2)
  • 15:40〜16:25  全体共有
  • 16:30      解散
※終了後に、講師を囲んでの懇親会を予定しております。

講師プロフィール

講師:水口 陽子(みずぐち  ようこ)
水口 陽子(みずぐち ようこ)

一般社団法人リヴオン理事。2012 年に夫を交通事故により亡くしたことから、リヴオンが主催する「いのちの学校」を受講。

「この学びはすべての人に必要!」と実感し、養成講座を経てファシリテーターに。「いつ・どこで・だれを・どのような形で亡くしても、その人に必要なサポートに確実につながる社会の実現」を目指して活動。また現在、さまざまな宗派の僧侶向け研修会でもグリーフケアの講師を務めている。