オンライン国際交流イベント IBYE 2021

IBYEとは

IBYE(International Buddhist Youth Exchange)はグローバルな人材を広く育成するため、これまでアジア諸国にて毎年開催されてきました。
若者たちが開催国に集まり、互いの国の文化や歴史を学び合うことで相互理解を深めていく。そうした深い国際交流の機会を経る過程で人間的な成熟度を高めていけるようなプログラムです。
今年はパンデミックのため初のオンライン開催となりました。「アフターコロナとパラダイムシフト、未来への希望」というテーマが示すように、私たちはコロナ終息後の未来を自分事として捉えねばなりません。
広く一般に無料公開される基調講演では、国内外の有識者・聖職者が皆さまと共に思考を一歩前に進めていくことでしょう。今回のIBYE 2021が多くの人にとって、この未曾有の危機を生きるヒントの一助となれば幸いです。

アフターコロナ
×
​パラダイムシフト

新型コロナウイルス終息を見据えて

新型コロナウイルス蔓延という世界的危機は、私たちの生活を根底から覆しました。対面からオンラインというコミュニュケーション手段の変更に留まらず、私たちの生活様式や考え方そのものの変化も余儀なくされています。人類は今までの常識や生き方が通用しないという、まさに「パラダイムシフト」を迫られていると言わざるを得ません。ワクチンという光明が見えてきた今だからこそ、本イベントが皆様と共に今後の世界を考える機会となれば幸いです。

SDGs
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仏教

仏教のもつSDGs達成への可能性

国連は2015年に「持続可能な開発目標=SDGs」という世界共通の目標を採択しました。国家や企業・個人という垣根を超えて、貧困解決や気候変動等、さまざまな地球規模の取り組みが国内外でなされています。一方、仏教の世界でも「社会参画」の一環としてSDGsへ積極的に取り組むという「東京宣言」が2018年に採択されました。長きに渡り人々の生活に根付き、救いの手を差し伸べてきた仏教。そして今を生きる人々や未来を担う子供達を幸福へ導くSDGs。豊かで多様性ある世界の構築のために、一見関係がないようにも見える「仏教×SDGs」の掛け合わせの可能性や親和性について、皆さんと共に考えたいと思います。

アントロポセン
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​未来

人新世の世界に生きる私たちの選択

SDGsの取り組みが「サステイナビリティ(持続可能性)」というスローガンと共に世界レベルでなされる反面、地球温暖化や異常気象、氷河溶解などによる生態系の破壊といった「気候変動」の問題は深刻の度合いを増しているとも言われています。その根本原因は行き過ぎた「人間中心主義」であり、その解決策として提示される「人間中心主義からの脱却」という言葉と共に、人類の活動が地球環境に甚大なる影響を与える時代を象徴する「アントロポセン(人新世)」というキーワードが哲学・経済学を含む様々な知の世界から新しい意味を伴って再び発せられています。私たち人類に突きつけられた最大の命題・選択ともいえるこの問題についても、参加される世界の皆様と考察を進めていければと考えています。

IBYE 2021 プログラム

8月20日(金)

第1部(公開)
  • 14:00 ログイン開始
  • 14:30 開会式
  • 追悼の祈り
  • WFBY紹介
  • JYBA紹介
  • Club25Japan紹介
第2部(公開)
  • 講師紹介
  • 基調講演1
    アフターコロナ
    ×
    ​パラダイムシフト
  • 質疑応答
  • まとめ
第3部
  • 国際交流
  • 親睦会
  • 20:00 1日目終了

8月21日(土)

第1部(公開)
  • 12:30 ログイン開始
  • 13:00 新型コロナウイルス
    終息への祈り
第2部(公開)
  • キリスト教からのメッセージ
  • イスラム教からのメッセージ
  • 講師紹介
  • 基調講演2
    世界三大宗教
    ×
    SDGs
  • 質疑応答
第3部
  • 国際交流
  • ワークショップ1
  • グループ発表
  • まとめ
  • 20:30 2日目終了

8月22日(日)

第1部(公開)
  • 12:30 ログイン開始
  • 13:00 SDGs達成への祈り
第2部(公開)
  • 講師紹介
  • 基調講演3
    SDGs
    ×
    ​仏教
  • マインドフルネス体験
第3部
  • 国際交流
  • ワークショップ2
  • グループ発表
  • まとめ
  • 閉会式
  • 19:00 最終日終了
釈 徹宗

釈 徹宗

浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学人文学部教授、特定非営利活動法人リライフ代表。専門は比較宗教思想・人間学。大阪府出身。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。
その後、如来寺住職の傍ら、龍谷大学文学部非常勤講師、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、現在に至る。
論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞優秀賞(第五回)、『落語に花咲く仏教』で河合隼雄学芸賞(第五回)、
また仏教伝道文化賞・沼田奨励賞(第五十一回)を受賞している。

内田 樹

内田 樹

日本のフランス文学者、武道家(合気道凱風館館長。合気道七段、居合道三段、杖道三段)、翻訳家、思想家。
神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学人文学部客員教授。専門はフランス現代思想。
東京都出身。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
その後、神戸女学院大学文学部総合文化学科助教授、同大学教授を経て、現在に至る。
『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞受賞、著作活動全般に対して伊丹十三賞受賞。

三宅 善信

三宅 善信

1958年大阪府生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了。
ハーバード大学世界宗教研究所研究員、大阪医科大学非常勤講師、金光教泉尾教会総長等を歴任。
約200回、海外での国際会議やセミナーに参加。
現在、神道国際学会理事長、関西国連協会理事長、(株)レルネット代表取締役、コルモス会議常任理事、
WCRP日本委員会理事、IARF国際財務理事、金光教教団会議員等を兼務。
YouTubeチャンネル『日本DNA』主宰。『風邪見鶏:人類はいかに伝染病と向き合ってきたか』他著書多数。

チャン・ファプ・カム

チャン・ファプ・カム

ティク・ナット・ハンの高弟であり、プラムヴィレッジ・アジア応用仏教研究所所長。
1982年南フランスに開設されたヨーロッパ最大の仏教僧院プラムヴィレッジにて、
仏教及びマインドフルネスの普及活動を行なっている。

※ティク・ナット・ハンはベトナム出身の禅僧・詩人。
ダライ・ラマ14世と並び、20世紀から平和活動に従事する代表的な仏教者であり、Engaged Buddhismの命名者でもある。
藤田 一照

藤田 一照

1954年愛媛県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業後、同大学院博士課程を中途退学し、曹洞宗僧侶となる。
1987年より米国マサチューセッツ州西部にある禅堂に住持として渡米。
1995年のティク・ナット・ハン来日時には通訳チームの一人として招聘されツアーに同行。
2005年に帰国。2010年から2018年まで、サンフランシスコにある曹洞宗国際センター所長。
神奈川県葉山町にて慣例に捉われない独自の坐禅会を主宰している。

参加​を希望される方は
下記のリンク(Peatix)より
お申込み頂けます。

お問い合わせ

IBYE 2021へのお問い合わせは
メールにてお願いいたします。
club25.japan@gmail.com